【記　録】 　大滝を登りたくてヌク沢を計画。道の駅で仮眠して出発。遡行図にあるとおり、いくつもの堰堤を巻いて進んでいく。ときおり現れるナメ床がきれいで気持ちいい。やがて大滝到着。 　スタンスの豊富な下段を越えると、迫力のある中段が現れた。スケールの大きさに見入ってしばらく眺める。一番簡単そうなルートを選んで登っていく。しかし、水流の下をトラバースするところで一歩が出ず、進めなくなってしまった。 　諦めて直登しようとするとホールドが細かくて上がれない。先にトラバースして上がった先輩にロープを出してもらおうかと思ったが、ロープは私のザックの中だ。失敗した。 　先輩はシュリンゲを出してくれたが、恐くてつかめない。仕方ないので、先輩に教えてもらい、さらに左の樹林帯から上がることにする。 　落ち口に下り、ようやく一息つく。次から先輩にロープを持ってもらおう。今まで見たことのないスケールの大きな滝で、異国の雰囲気がした。大滝を登りにまたいつか行きたい。